【IRの視点】マルハニチロvs日水(1) ~決算説明会資料をよむ~
こんにちは、IHGsokenです。
今回は、前回に引き続き「決算説明会資料」を内容の数値というよりは、
主に体裁面にフォーカスを当てて見ていこうと思います。
ゆくゆくは、日経225銘柄全社の、決算説明会資料について、作成担当部署、ページ数、フォントなどを分類し、適切な切り口でプロットしていきたいと思います。
投資家との対話が重要になってくるIPOを目指している企業にも参考になるような分析結果が生まれることを微かに期待しつつ…。
【マルハニチロ(1333)】
https://www.maruha-nichiro.co.jp/corporate/ir/library/presentation.html
まず、会社HPのトップページには「IR」の文字が見当たらず、
「企業情報」を押すと「IR情報」が出てまいります。
IRページ自体はオーソドックスなつくりとなっております。
(私自身、IRサイト作成に携わらせていただいたことがありますが、
IRページはオーソドックスに作られがちです。)
決算説明会の様子も動画でアップされている点は好感が持てます。
最近は、動画をアップされている企業も多いと思います。
(社長・財務担当役員の発言を一字一句漏らさぬようにタイピングされる
ファンドマネージャーの付き人らしき見習いアナリストの光景もそのうち
見なくなるのでしょうか。。)
スライドの資料は2種類。
「2020年3月期 連結決算~2021年3月期に向けて~」
こちらは、代表取締役社長 池見 賢氏の発表用資料。表紙等入れて全17ページ。
1-1. 2020年3月期実績
1-2. 漁業・養殖ユニット
1-3.水産商事ユニット、荷受ユニット
1-4. 北米ユニット
2-1. 漁業・養殖セグメント 今後の取り組み
2-2.商事セグメント 今後の取り組み
2-3. 海外セグメント 今後の取り組み
2-4.加工セグメント 今後の取り組み
2-5.物流セグメント 今後の取り組み
3. 2020年9月期計画
4. 2020年9月期計画ユニット別
5.グループ中期経営計画「Innovation toward 2021」
「2020年3月期連結決算 セグメント別損益及び貸借対照表説明」
常務執行役員 武田 信一郎氏の発表用資料。表紙等入れて全11ページ。
1.連結損益計算書
2.セグメント別 売上高/営業利益
3-①.漁業・養殖セグメント
3-②.商事セグメント
3-③.海外セグメント
3-④.加工セグメント
3-⑤.物流セグメント
4.連結貸借対照表
どちらも背景は基本的に白地。フォントも馴染み深いゴシック。
ただし、グラフについてはなぜか若干フォントが異なっております。
おそらく使用しているExcelのバージョンが更新されたのかと思われます。
または、担当している部署が異なっているのかもしれません。
「今後の取り組み」については、文字でのベタ打ちとなっております。
やや、イメージがしづらいかもしれません。
(次回に続きます。)